雑が喰おう

本業界に関する時代変化

 ここ数日発売されている雑誌などで『2005年よりコミックス・書籍にも“貸与権”が適用されます』というアピール分を見かけることが多いのではないだろうか。貸与権とは

著作者がその著作物を複製し公衆に貸与しうる権利。主としてレコード・楽譜・ビデオなどの複製物が対象となる。
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
【国語辞典 英和辞典 和英辞典 – goo 辞書】

 とある。平たく言えば、勝手にレンタルされない権利ということらしい。身近で貸与権があるものと言えば、CDやビデオ、DVDなど営利目的でレンタルしている会社があるものだけでも結構ある。しかし、漫画家や小説家などの先生たちには貸与権がいままでなくレンタル店などから何の還元もなく、「それはおかしいのではないか」と『21世紀のコミック作家の著作権を考える会』が運動をはじめ、今年の六月三日に会で成立した『改正著作権法』によって漫画家や小説家にも貸与権がみとめられることになったというものである。  これは賛成である。最近ではゲームなどセカンド販売に備えて初めからその値段が含まれゲーム一作品買うのでも一万円近い値段がしたり、あらかじめコピーすることを想定した料金が含まれているCDなどばかりの昨今、営利目的のレンタルが少ない漫画や小説などにも貸与権が認められることになったのは必然だったのかもしれない。いや、遅すぎたようにも思える。漫画や小説はレンタルというよりも、セカンド販売で売買されることの方が多いと個人的には思うのだが、それが貸与権が適用されることによって多少コミックや書籍などが高くなってもそれは受け入れることができるだろう。
 しかし、今日、【日本書店商業組合連合会「本屋さんへ行こう!」】で掲載されていたニュースには少し不安を覚えるものがある。内容は、『複合出版物の非再販商品を付けてセットで再販商品として定価で販売することは違法』というもの。
 確かに、最近そういった書籍が増えているように感じるが、それも時代というものだと感じていたのだが、それを定価表示してはいけないというのはどうも可笑しいのではないかと思うのだ。いや、正確に言えば、よく解らん(笑)
 軽微なおまけ程度ならセット商品とは言えないが、それ以外は再販商品を意味する「定価」を付ければ問題になるということが意味解らない。再販とは、再販売価格維持契約の略で、再販売価格維持契約とは、

商品の信用維持や販路統制のために,販売業者は生産者があらかじめ指定した卸・小売価格以下では販売しないという契約。公正取引委員会が指定する商品に限り認められる。再販契約。再販制。
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
【国語辞典 英和辞典 和英辞典 – goo 辞書】

 とある。つまり、書店では定価より安く売りたいのか、高く売りたいのか解らない。安く売るのならば消費者として賛同しようかなと思うが、高く売ることで書店の利潤を上げようという考えならば反対する。
 近々、八木教広先生の初版CLAYMORE 八巻にてフィギアが付く予定なのだが、これが出版社側の提示する定価が割増料金だった場合は納得するが、書店側が割増料金を提示するのならばイヤな感じがするというもの。
 フリークとしてはどちらでも割増になろうが買うものは買うのだが、消費者とした場合定価と違う場合は出来るだけ安い場所を探さなくてはならず困ったことになりそうな予感がする今日この頃なのである。
 今後の展開に注目。


関連⇒
【 DVD付は定価表示ダメ 】
CLAYMORE 7 (7)

八木 教広

集英社
2004-11-04
売り上げランキング 1,798

Amazonで詳しく見る
   by G-Tools
CLAYMORE 6 (6) CLAYMORE 5 (5) CLAYMORE 4 (4) CLAYMORE 1 (1) CLAYMORE 2 (2)

スポンサード リンク

スポンサード リンク

»関連してそうな記事