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スイッチOTC医薬品にロゴや文章を入れるべき理由

スイッチOTC医薬品の外装パッケージは今後統一のロゴや文章を入れるべきである。

なぜならば、平成28年度の税制改正1で新たに『セルフメディケーション(自主服薬)推進のためのスイッチOTC薬控除(医療費控除の特例)』が創設されることが決定したからです。

スイッチOTC医薬品で有るか否かの判断は、一般の人には判りません。
だからといって、スイッチOTC医薬品を購入する際に、薬剤師から「これはスイッチOTC医薬品です。医療費控除の特例に使用できます」と言われたところで「あぁそうですか」で終わるのが常でしょう。
だったら、スイッチOTC医薬品であることや、医療費控除の特例に使用できる医薬品であることを消費者が判断できるように、医薬品の外装パッケージに統一ロゴや文章を記載してあれば、薬剤師が販売時に毎回説明しなくても済みますし、購入時にはそんなこと考えていなかった消費者も、後々医療費控除の特例を受けようとした時にわかりやすいからです。

確かに、わざわざ医薬品の外装パッケージにスイッチOTC医薬品であることを知らせるロゴや文章を掲載することはめんどうかもしれません。
単に第1類医薬品だけを医療費控除の特例用に集計すればいいのかもしれません。

しかし、それができないのです。
なぜならば、スイッチOTCであっても販売開始から3年程度経てば見直しによって第2類医薬品に変更されることもありますし、第1類医薬品であってもスイッチOTCではない医薬品もあるからです。

税制改正でわざわざスイッチOTC医薬品を指定しているのですから、第1類医薬品を集計すればいいなどといった、脳内変換を行ってはいけません。

スイッチOTC医薬品とは

では、そもそもスイッチOTC医薬品とはなんなのでしょうか。

スイッチOTC医薬品とは、もともと病院で処方箋を貰わなければ購入できなかった医薬品が、安全性や有効性の両面からかんがみた際、医師の判断でなくても使用できると判断され、一般薬に切り替えられたものです。
最近では、花粉症の治療薬のアレグラや痛み止めのロキソニンSなどがそれです。

また、OTC医薬品のOTCとは「Over The Counter」の略であり、Over The Counter 医薬品。カウンターで買える医薬品。処方箋がなくても購入できる一般薬のことです。

つまり、OTC医薬品にスイッチ(切り替え)された医薬品ですので、スイッチOTC医薬品といわれます。

スイッチOTCはすべて第1類医薬品か

では、スイッチOTC医薬品がすべて第1類医薬品かと言えばそういうわけでもなく、指定第2類に分類されているものもあります。

また、既述の通り、第1類医薬品にはスイッチOTCだけではなく、国内において医療用医薬品としての使用実績がない医薬品を、そのまま一般用医薬品として販売したダイレクトOTC医薬品もあります。

そのため、医療費控除の特例の範囲であるスイッチOTC医薬品を購入した金額を算出するために、第1類医薬品を購入した金額を集計することは誤りです。

第1類医薬品以外に分類されたスイッチOTCは対象外か

つぎに疑問がでてくるのは、第1類医薬品以外に分類されたスイッチOTC医薬品が医療費控除の特例の対象から外れるかどうかです。

これに関してはまだ断定できませんが、スイッチOTC医薬品と指定しているので、第1類医薬品がすべて対象というわけではないのと同じ理屈で、スイッチOTC医薬品であるのですから第1類医薬品でなくても医療費控除の特例の対象から外れることはないと考えられます。

医療費控除の特例の概要

今回の平成28年度税制改正大綱では、1年間に世帯で購入したスイッチOTC医薬品の購入金額の合計12,000を超える場合に、88,000円を限度として所得金額から控除するという内容になっています。

注意事項として、配偶者控除と配偶者特別控除の関係のように、この医療費控除の特例を受ける場合は、医療費控除と重複して控除をうけることはできません。

そのため、1年分のスイッチOTC医薬品の購入金額とその他の医療費の合計を別々に集計または、スイッチOTC医薬品の購入金額だけを抽出できるように普段から集計しておくと良いでしょう。

なお、この医療費控除の特例は平成29年1月1日以降の支出が対象となりますから、今年の分は対象になりませんが、練習として集計しておくといいでしょう。
どのみち医療費控除の対象にはなりますから。

これまで、医療費控除は10万円からという間違った知識2 がまかり通っていましたが、今後はスイッチOTC医薬品を対象とした医療費控除の特例の新設でさらに医療費控除がややこしくなってきました。

とはいえ、一度理解すればあとは数をこなすだけですからそれほど難しいものではありません。

これまで、よくわからないからと控除を受けられるのに適用しなかった人もそうでない人も今一度確認してみましょう。

ただ一つ問題なのが、スイッチOTC医薬品であるかどうかの判断です。
ですから医療費控除の特例の対象であるとわかるようにスイッチOTC医薬品の外装パッケージにロゴや文章を記載すべきである。

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