雑が喰おう

絵本「たべてあげる」はホラー漫画だった

絵本「たべてあげる」のワンシーンに文字を載せてます

ネットで話題になっていて、気になっていた絵本「たべてあげる」を読んだ。
読んだというよりもうちの子に読み聞かせした。

その時のエピソードをふまえてレビュー
なおネタバレを含むのでご注意

絵本「たべてあげる」とのであい

絵本「たべてあげる」は、2011年発売の絵本だが、Twitterで10万回以上ものリツイートがされ、それが「ねとらぼ」で取り上げられたことにより、Yahoo!ニュースにも流れていたので目にした人もいるのではないだろうか。

事前知識があってもなくても、絵も怖さを引き立てているのではないだろうか。
楳図かずおの絵に似ている気がするのがその要因ではないかと思う。

ねとらぼの記事を読んで、中身が気になったのだが、Amazonでは新刊の在庫がない。
話題になったが故か、中古品の値段は新品よりも3.5倍の価格で出品されており、高くなっている。1

しかし、市民図書館に所蔵されていたので取り寄せした。

スポンサード リンク

子どもに読み聞かせた反応

図書館で借りて帰ると、絵本が大好きなうちの子がすぐに見つけて「読んで」とねだってきた。

読みすすめると、初めはウキウキと続きが気になる様子だったのが、だんだんと静かになっていくのが目に見えてわかった。

読み終えた後も、いつもなら「つぎは自分で読む」と先ほど聞いたストーリーを声に出しながら読むのだが、黙って確認するようにページをめくっていた。

ここでどう声をかけるべきか考えた。

「りょうたくんみたいに好き嫌いしてたら、君も食べられてしまうかもしれないよ」

そういうのはかんたんだ。

しかし、自分で何かを感じ取り、考えている様子を見ていると、そこに親が追い打ちをかけるのは違う気がした。それこそトラウマになりかねない。

これがもし、わんぱくな子で読んでもなおへっちゃらな様子で好き嫌いし残すようであれば

「あ、りょうたくんみたいに食べられてしまうかもしれないよ」

と少し脅かすのもありかもしれない。

そんなことを考えていたが、一緒に借りてきた別の本を読むようねだってきたので、つぎを読むことにした。

まだ自分の言葉で自分の思いすべてを上手に伝えられないのだから、子供を信じてその時を待つべきだと思ったからだ。

さいごに

絵本「たべてあげる」は大人が読んでもホラーだ。特に最後のページがないままだと、気づかれないで入れ替わる話のホラーものってあるよねというほど。

そう、この絵本が怖いのは「りょうたくんが食べられてしまうところ」と「入れ替わったことが両親に気づかれないこと」だと思う。

この両者の恐怖が立て続けにちいさな子供に襲いかかるのだから、ホラーものにまだ触れたことがないであろう幼児にとっては想像したことない恐怖を知ることになる。

だからこそ、トラウマ級に怖いとネットで話題になったのかもしれない。

最初に読む時には子供ひとりで読まずに、大人が一緒にいてあげてほしい。
そしてその様子によって対応してあげてほしい。

「ねとらぼ」の作者への取材の中で絵を担当されているおおの氏は

「ただし怖いだけでなく、個人的には最後の絵でりょうたくんのたくましさを感じるようにしたつもりです(笑) この先のりょうたくんの逆襲を想像してもらえると、それはそれで違った面白さがあるのでは?」

と語っており、最後が大変気になっていたのだが、ただ本作の中身のみを読み聞かせた場合、あまりにも衝撃が強くそこに気づかない子どももいるかもしれない。

その可能性を潰しておくためにも、大人がその後の展開を想像しやすいよううながしてあげるといいかもしれない。

参考リンク


  1. 平成29年4月10日調べ 

スポンサード リンク

スポンサード リンク

»関連してそうな記事